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リスティング広告の基礎|キーワードのマッチタイプを知ろう

2017/07/04

リスティング

リスティング広告のキーワードを登録する際、重要になるのが「マッチタイプ」です。

 

マッチタイプとは、「登録したキーワードとユーザーの検索したキーワードが、どの程度一致していれば広告を表示させるか」を定めるもの。種類は「部分一致」、「絞り込み部分一致」、「フレーズ一致」、「完全一致」の4つに分かれます。

 

マッチタイプの設定を誤ると、驚くほど広告費がかさんでしまったり、広告が表示されなかったりする可能性があります。逆に上手な使い方をすれば、広告費の削減やコンバージョン率のアップを見込むことができます。

 

最も多くの言葉に反応する「部分一致」

部分一致の表示例

※表示されるキーワード、または表示される可能性のあるキーワード

 

ひとつの単語をキーワードとして登録したとき、最も広い範囲の言葉に反応するマッチタイプが部分一致です。マッチタイプの指定をしない場合、登録したキーワードは全て部分一致となります。

 

部分一致は、登録したキーワードに含まれる全ての言葉、関連性の高い言葉、または表記ゆれと思わしき言葉が対象となります。表記ゆれとは、タイプミスや送り仮名の違いなどを指します。

 

上記の表を見てみましょう。「花」という言葉はもちろん、その類義語である「フラワー」なども対象となります。また、後に続く「プレゼント」という言葉と、類義語である「贈りもの」や「ギフト」などのキーワードにも反応して広告が表示されます。

 

多くの言葉に反応するため、最も広告が表示されやすいマッチタイプです。しかしその反面、意図しないキーワードからの流入があるため、無駄クリック=広告費の流出が発生しやすいとも言えます。

 

部分一致の派生型「絞り込み部分一致」

絞り込み部分一致の表示例

※表示されるキーワード、または表示される可能性のあるキーワード

 

部分一致と似ていますが、登録キーワードと関連性の高い言葉は除外するため、部分一致よりもマッチングの範囲が狭くなります。

 

上記の例でいえば、「花」を「フラワー」に置き換えては反応せず、「プレゼント」の類語である「ギフト」という言葉にも反応しません。また、下記で説明するフレーズ一致とは違い、設定したキーワードと検索されたキーワードの順番が入れ替わっても広告が表示されます。

 

通常の部分一致と比べると、検索エンジンが関連性の高い言葉として認識するキーワードを無視するため、無駄な広告費が発生しにくいマッチタイプと言えます。しかし、多用すると「意図していないキーワードからの流入が成果につながった」というケースを逃してしまう可能性があります。

 

言葉の語順がポイント「フレーズ一致」

フレーズ一致の表示例

※表示されるキーワード、または表示される可能性のあるキーワード

 

フレーズ一致は、設定したキーワードと同じ語順で検索されないと広告が表示されません。そのため、部分一致・絞り込み部分一致よりも狭い範囲でのマッチタイプとなります。また、表記ゆれの言葉には反応しますが、類語には反応しません。

 

「花 プレゼント」が設定したキーワードの場合、「花」の前に何かしらのキーワードを置いて検索されたときには広告が表示されます。同様に、「プレゼント」の後ろに「即日」などの言葉を入れて検索しても反応します。

 

一方で、「花」と「プレゼント」の間に「即日」などの言葉を入れたり、「プレゼント 花」など、語順を入れ替えた検索では広告が表示されません。

 

最も理想的なマッチタイプ「完全一致」

完全一致の表示例

※表示されるキーワード、または表示される可能性のあるキーワード

 

設定したキーワードと、ユーザーが検索したキーワードが一致した場合にのみ広告が表示されるマッチタイプです。

 

ユーザーが複合語で検索した際、例えばスペースの有無も含めて広告が表示されるかどうかが分かれますが、ひらがな・カタカナなどの表記ゆれがあっても広告が表示されることがあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか? 4つのマッチタイプは、それぞれに一長一短があります。上手く使い分けることで、費用対効果の高いリスティング広告の運用を目指しましょう。

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