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ブログを書くとき「最初にタイトルを付けてはいけない」理由

2017/01/27

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ブログタイトルは最初ではなく最後に決めるもの!その理由とは?

ブログを書くとき、皆さんはどの部分から書き始めていますか?

 

人によって違うとは思いますが、「記事の質」という観点から言えば、最初にタイトルを確定してしまう方法はお勧めできません。なぜかというと、内容とタイトルの整合性が取れていない、いわゆる「釣りタイトル」の記事になってしまう可能性があるからです。

 

ちなみに「釣りタイトル」とは、本文の内容とかけ離れた大げさなタイトルを付けて閲覧者の目を引くこと。興味を示した人は記事にアクセスしてくれますが、中身が伴っていなければ当然ユーザーの満足度は低くなります。

ブログ記事のタイトルが重要視されるふたつの理由

ウェブページのタイトルはとても大切。多少なりともSEOやキーワードの重要性をご存知の方ならば、常識と言っても差し支えない事柄でしょう。重要視される理由としては、以下のふたつが挙げられます。

 

 

ユーザーはタイトルを見てクリックするかどうかを決めている

タイトルとディスクリプション

 

ひとつ目の理由は、検索されたときに最も目立つのがタイトルであるからです。「ディスクリプション」と呼ばれるページの説明文も表示されますが、目に飛び込んでくるインパクトとしては、太く、大きく表示されるタイトルの方が圧倒的に勝っています。

 

たとえば、カメラ初心者が撮影技術の向上を望んで、「写真 撮り方」で検索したと仮定します。検索結果が表示され、目に入ってきたタイトルが「サルでも解る写真の撮り方~超入門編~」だったらどうでしょう? 「サルでも分かるなら私でも…」と考えて、クリックする人が多いことは容易に予想できます。「ブログを読んでもらえるかどうかは、タイトルによって決まる」と言っても過言ではありません。

タイトルにキーワードを盛り込むことはSEO対策の基本

ふたつ目の理由は、SEOの観点から挙げることができます。titleタグに対策キーワードを入れることの大切さは周知の通り。googleの検索ロボットは、titleタグやh1タグを非常に重視しています。

 

かみ砕いて説明すると、「写真」という言葉で検索する人に見て欲しいのであれば、titleタグに「写真」というキーワードを盛り込んだ方が良いということ。反対に、titleタグにキーワードが入っていないと、閲覧見込みのある層にページを見てもらうことは絶望的と言えるでしょう。

タイトルの先決めは本文の内容と相違が出る原因に

タイトルの先決めは本文の内容と相違が出る原因に
さて本題です。記事タイトルの重要性を考えると、人の心をつかむタイトルがあって、初めてブログを読んでもらうことができることになります。では、なぜ最初に作ってはいけないのか? 冒頭でも触れましたが、タイトルと記事の内容に相違が出て、図らずとも「釣りタイトル」になってしまう恐れがあるからです。

 

記事の内容と合わないタイトルはユーザーの評価を下げる

タイトルとは、記事の概要が分かるものであるべき。まずはこれが大原則です。「クリックして欲しい」、「読んで欲しい」は執筆者のエゴであり、読者には関係ないことです。

 

先ほどの「サルでも解る写真の撮り方~超入門編~」を例にしてみましょう。タイトルだけを読むと、この記事の内容は「カメラを扱ったことのない人に向けたもの」という印象を受けます。しかし、いざ読み進めたら専門的な内容だったり、クオリティーの高い写真を撮るための方法として、高額なレンズをPRする文章があったりすれば読者はどう思うでしょうか?「だまされた!」とまではいかないまでも、「知りたい情報が得ることができなかった」という印象を持ち、記事に対する満足度は低いはずです。

 

明らかな「釣りタイトル」は当然NGとしても、タイトルを見てクリックしたユーザーが、「裏切られた」と感じるような言葉を選ぶことは避けた方が良いでしょう。訴求力の高いタイトルはアクセス数の向上につながるかもしれませんが、ユーザビリティーが低いのでは意味がありません。自身の書いた内容と整合性のあるタイトルを作り、その上で読者がクリックしたくなるようなテキストを考えるようにしましょう。

 

特に長文を書く場合は要注意です。記事の中に複数の要素が入る場合には、タイトルと本文の内容がちぐはぐな、統一性のないブログ記事になりがちです。たとえ「釣りタイトル」の記事を書くつもりがなくても、先に内容があって、初めてタイトルを付けることができるという認識を持って執筆に臨んだ方が、より精度の高いブログを作ることができるでしょう。

タイトルと本文の矛盾はコンテンツマーケティング的にもNG

2014年ごろから、「コンテンツマーケティング」の有用性が国内のウェブ業界でも叫ばれるようになりました。大まかに説明すると、これは「読者に価値のあるウェブページが優れたSEOの評価を得る」という考えに基づいたもの。最終的には読者のファン化を目指した手法で、ポイントとなるのは「ユーザーにとって有益であるか否か」です。

 

上記に書いた「裏切られた」は、明らかに有益ではありません。ページのアクセスは増えても閲覧時間が短かったり、離脱率の高いページになってしまう可能性が高いでしょう。これではgoogleから高い評価を得ることは難しいと言えます。

 

一方、タイトルに沿った内容の記事を書いた場合。読者の疑問や悩みが解決するような、有益な情報が掲載されていればどうでしょうか?ブログを最後まで読んでくれたならば自然と閲覧時間が長くなります。さらに固定の読者になってくれれば、別のブログ記事へ回遊してもらうことも十分に可能です。

 

現在、優れたウェブコンテンツの制作は、検索順位を上げるための確かな方向性のひとつです。読者にがっかりされないためにも、タイトルとブログ記事の内容の統一性をチェックしてから公開するようにしましょう。

タイトルを先に決めてもいい場合は?

考えられる全てのケースにおいて、タイトルの先決めがNGというわけではありません。例えば完全に書きたいことが決まっていて、ひとつの事柄に対して記事を書く場合。このケースは何をどう執筆しても釣りタイトルにはならないでしょう。

 

または、汎用的なタイトルを付ける場合。たとえば「カメラについて」というタイトルであれば、一眼レフでもデジカメでも、スマホのカメラのことを書いても良いでしょう。ただし、果たしてそれが「ユーザーの心をつかめるタイトル」かどうかは別問題です。

まとめ

クリックしたくなるブログタイトルづくりを目指すのは、執筆者の心情というものです。しかし、そんな願いを抱いてタイトルを先決めすると、読者に不利益なウェブブログになってしまう可能性があります。「ブログを読んだときにユーザーがどう感じるか」を念頭に置いて、ファンのできる記事を書いていきましょう。

 

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